随想

2015年12月 2日 (水)

温暖化と我が家

こんにちは加藤です。

ニュースで毎日取り上げられていますが、フランスのパリでCOP21(第21回国連気候変動枠組条約締約国会議)が開催されています。

2020年以降の国連加盟国の温室効果ガス削減目標「うちの国はこれだけ削減します」という宣言をお互いに合意がすることが目的ですが、なかなか難航しているようです。
日本は2030年までに2013年比で温室効果ガスを26%削減する約束案を提出。

その中でも私たちに一番身近な「家庭部門」からのCO2削減目標は40%です。

この40%の目標を達成するためには、これから建てる新築住宅だけの断熱性能を高め、高効率の機器をいれることでは達成されません。既存の住宅の断熱改修や機器の入れ替えが不可欠です。

当たり前ですが、地球の温暖化を止めるために、自宅を改修するという高貴な方はまずいません。
日々のニュースで報道される各地の異常気象から、着々と環境の変化が進んでいることは感じ取れますが、日常の生活の中では、困っているという実感はなく、「よし、世界のためにうちを改修しよう」なんてことにはなりません。

しかし、自分のため、家族のため、そして地球のためと考えれば、自宅の改修も前向きになれるのでは。

自宅を改修することで快適に暮らすことができ、光熱費も抑えられ、健康に暮らせる、そしてCO2が抑えられる。

リフォームでもっと快適に、もっと豊かな暮らしを。

自分のために、世界のために快適な家に住みませんか?

それではまた。

家造のウェブサイトへ
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2014年12月 6日 (土)

神は細部に宿る

こんにちは加藤です。 今朝は起きて外の景色が変わっているのに驚きました。いよいよ冬本番ですね。

さて、タイトルの「神は細部に宿る」みなさんもどこかで聞いた言葉かもしれません。

以前に紹介した、毎月一回家造のスタッフと一緒に行っている月刊誌「致知」の記事の読み合わせ。今回は「庭のホテル東京」の社長へのインタビューの記事でした。その記事のタイトルが「神は細部に宿る」という言葉でした。

たしか建築家の言葉だったよなー。と調べてみると、20世紀を代表するドイツの建築家の言葉で、意味は読んで字のごとくですが、「いいものをつくるにはディテール(細部)へのこだわりが重要」と私は解釈しています。

では家づくりのディテールとは、と考えると、接合部、例えば床と壁の境目、天井と壁、屋根と壁などです。また、断熱材を選ぶ、暖房を選ぶ、塗料を選ぶ、色を選ぶこと、など細かい一つ一つの選択の集合が家なので、その一つ一つが大切で、逆にここをおろそかにしてはいい家はできないということになると思います。

記事のインタビューの中で、人気ホテルの空間を生み出している理由を~「神は細部に宿る」といいますが、こうだったらいいなって思う当たり前のことを、一つ一つ細部にわたって真面目に一生懸命にこだわりぬく。その集大成だと思う~とお話していました。

一つ一つ細部にわたって真面目にこだわりぬく。実はここが仕事の面白さ、モノづくりの面白さではないでしょうか。

さて、このミース・ファン・デル・ローエという建築家。もう一つ、今の時代のキーワードになるような言葉も発しています。

それが、「より少ないことは、より豊かなこと(Less is More)」是非意味を調べてみてください。

さて、今年ももう少し。年末には大掃除があります。少しずつ今年の整理、来年に向けての準備を進めていこうと思います。

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2011年5月13日 (金)

書斎

こんにちは加藤です。
書斎と聞いてみなさんはどんなイメージを持つでしょう?

私にとっては男のロマンを感じる特別な響きを持っています。
子供の頃から小さな自分だけのスペースにこもることが好きだったので、好きな本や気に入った文房具に囲まれたひっそりとした書斎に憧れがあります。万年筆やインク、味のあるペン立てなんかがあって、好きなモノとお気に入りの椅子がある場所。

書斎の大きさは1坪もあれば充分。
机は硬くて、表情のあるナラの木。
本がたくさん置けて、机の前には窓があって緑が見えるとなお良し。
次の旅行の計画や夢の計画をする場所。知的遊び空間といったイメージです。

そんな私の憧れの場所があるお家が完成しました。
5月14~22日まで見学が可能です。

家造のホームページ

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2010年6月 3日 (木)

食と家

こんにちは加藤です。

最高に気持ちのいい天気が続いています。いかがお過ごしでしょうか。

昨日、木製サッシを制作している村上の会社の社長と立ち話をしました。

社長曰く「食と建物のたどってきた道は同じだと思うんだ」

要約するとこんなこと。

食べ物の場合、時代と共に
▼食べ物がない時代は食べれればいい。

▼量が満足になると味。おいしいもの。

▼おいしいものから健康へ。

家の場合、時代と共に
▼家のない時代は雨風をしのげればいい。

▼雨風をしのげたら、より快適に。

▼快適から健康に。

確かにその通りですね。

そして、健康の後は?

社長がその次に言った言葉

日本に決定的にかけているものは「デザインだ!」

時計を例にとって、一時期はやったデジタル時計。

何個もコレクションしていたものもいつの間にか引き出しの奥へ。

散々悩んで買ったロレックスは次の代まで引き継がれていくものへ。

高くても売れるものは本物。デザインがいいもの。

そういうモノが選ばれる社会になればいいなー。

次の代に引き継いでいくのは家も同じ。

できるだけ本物の素材で、整ったカタチで。

「長持ちする家はデザインがいい。」

これは最近よく耳にする言葉です。

うちもそんな家をつくり続けていきたいと青空の下思いました。

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2010年5月 7日 (金)

我が家の5S

こんにちは。加藤です。
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?

私はというと、里帰り出産のため帰郷していた妻が子供を連れて帰って来て、慣れない子供の世話と、子供のための模様替えと掃除、そして冬に向けての薪づくりでヘトヘトの連休でした。

しかし、ヘトヘトになったかいあって家の中はきれいさっぱり。本と洋服でいっぱいだった寝室がきれいさっぱり。シンプル•イズ•ベストとはよく言ったもので、連休明けから新たな家族を迎えての気持ちのいい生活をスタートできました。

モノがあふれる現代で、モノに囲まれていない生活は気持ちのいいものです。

整理整頓に関して妻は徹底しています。もともと家具職人だった妻はトヨタ生産方式を学び、その中で整理整頓を含む、「5S」に取り組んだ経験があります。

5Sとは整理、整頓、清掃、清潔、躾(しつけ)のこと。工場などでは一般的な言葉です。

整理(せいり、Seiri) - いらないものを捨てること
整頓(せいとん、Seiton) - 決められた物を決められた場所に置き、いつでも取り出せる状態にしておくこと
清掃(せいそう、Seisou) - 常に掃除をして、職場を清潔に保つこと
清潔(せいけつ、Seiketsu) - 上の3S(整理、整頓、清掃)を維持すること
躾(しつけ、Shitsuke) - 決められたルール・手順を正しく守る習慣をつけること

ゴールデンウィーク中は妻の指図を受け、青空の下、ビールを飲んで横になるという欲求を押し殺し、徹底的に家の5Sに取り組みました。

生活に5Sを。モノや情報があふれる現代で気持ちよく生活する秘訣はここにありそうです。

家をつくる仕事に関わっていますが、新しい家を手に入れる事より、5Sであったり、工夫して暮らすコトがとても大切だと実感した連休でした。

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2008年10月26日 (日)

内と外の際が気持ちいい

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こんにちは。加藤です。久々の更新です。

秋も深まり、この週末から展示場で薪ストーブを炊き始めました。やっぱり火をいじるのは楽しいです。ぱちぱちはじける炎を見ながらストーブの前にいると、幸せを感じます。
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先週、チルチンびと地域主義工務店の会の建築塾に参加してきました。講師は伊礼智さん。小さい家の設計についての講義でした。建坪8坪、床面積16坪という小さな小さな家の設計を例に小さい家の設計方法についての講義でした。やはりうまい。開口の取り方、ソファーの置く場所、内と外のつながりの計画などうなずくところがたくさんありました。さすがです。

その講義の中で私の心に残るとてもいいアイディアがありましたので紹介します。
それは「外と内の際が一番きもちいい」というアイディア。そうなんです。昔からわたしも思っていた事で、言葉にするとこうなります。
前にも紹介した写真ですが、私が好きな写真はこれ↓
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尊敬する建築家であり、家具作家のジョージ•ナカシマの写真ですが、この外と内のつながり方、開口の取り方、この気持ち良さそうな雰囲気が好きで会社のデスクマットの下にこの写真を敷いています。私も将来、家を建てるならこういう場所を作りたいと思っています。

外と内の際が一番気持ちいい。確かにそうだと思いませんか?


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2008年8月 1日 (金)

会話が弾む座卓のサイズ

ここ数日東京に来ています。ということでホテルの一室からの投稿です。

3日前から上京し、とあるホテルに宿泊しています。長期滞在できるホテルで、部屋に洗濯機と小さいキッチンまでついています。海外からのお客様が多く、多国籍な状態。チェックインのときは日本なのに日本じゃない、いわばフロントのおじさん以外はみんな外国からの人達。どこか違う国に来ているようでした。

今日は高さ28センチの座卓のお話です。うちの展示場には2台の丸い座卓があります。一つが和室にある直径120センチのもの、もう一つがリビングにある直径150センチのもの。どちらもほぼ高さが同じで28センチです。なぜ、28センチなのか?ラーメンを食べるにも、ナイフとフォークで食べる洋食にも低すぎる高さです。モノ書くにも低くて少し書きづらいサイズです。ではなぜ??

なぜならば、この座卓はお酒を飲むためのモノだからです。お酒を飲むには座卓は低い方がいい!これが私の持論です。理由は下記の通り。
•座卓は低ければ低いほど相手の姿がよく見える。
•姿がよく見えるほど、会話が弾み、仲良くなれる。
•酒を酌み交わすにも低い方が注ぎやすい。

とはいえ、あまり低いとお酒を飲む意外は不便です。ということで、高く感じない気持ちのいいサイズとして落ち着いたのが28センチでした。体感したい方はお気軽に展示場にお越し下さい。また、家で自ら試してみてはいかがでしょうか?きっと自分の気持ちのいいサイズがあるはずです。

家族の会話がないなどとよくいわれている現代。低い座卓がこの問題を解決します。ちゃぶ台が食卓の中心だった頃のように‥‥

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2008年7月 1日 (火)

子育てと家づくり

29日のイベントにご参加のみなさまありがとうございました。
イベントをする日はいつも雨、雨、雨。不思議です。

さて、今日は風土社山下編集長の「子育てと家づくりの関係」のお話を少しご紹介します。
私はまだ未婚、もちろん子供もいないのですが、家造りを考える上で非常に重要なこと、また、将来の明るく、愛のある家庭を築くためにも非常に興味があります。

今回の山下さんのお話の中で、私の琴線に触れたお話、建築的にうなづいたお話、2つをご紹介します。

みなさん「手塩にかけて育てる」という言葉は聞いた事があると思います。しかしよく考えると手塩ってなんでしょう?全く関係がないのですが、村上出身の私はなぜか塩引き鮭の絵が頭に浮かびますが、その他は思いつきませんでした。
この「手塩」は手に汗をかいてじっと見守るという意味だそうです。じっとがまんして、がまんして握った手にかいた汗が乾いて塩になるまで手を差し伸べず、見守るということだそうです。とかく子育てというと何かをやってあげることと勘違いしがちですが、じっと見守ることが大切。そこで自立できる子供が育つそうです。

もう一つ、建築的なお話です。子供は0才〜3才までの間の住環境が非常に重要だそうです。家の中では高さ21センチ〜30センチから見えるもの、感じるものです。ビニールの壁やテレビからの一方的な情報ではなく、窓からの景色や音、実際に触れて体験できる環境が大切で、この一方的ではないところにポイントがあるようです。例えば外がまず見える→雨が降っている→何だ?と思う→触ってみる→濡れる→冷たいなー。という具合に興味を持ったものに実際に触れて、学ぶという過程が子供の脳の成長に重要だということでした。こういった環境、興味を持った事に対して能動的に動き、何かを達成する、解るといったことが人生にやる気のある子を育てるそうです。
それと「お母さん見て見てー」と言われたときに目を合わせることが出来る事も大切だそうです。

なんだかまとめ方がうまくありませんが、とてもためになるお話でした。またこういった機会をつくりますので、お気軽にごさんかください!!

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