木のコト

2011年7月23日 (土)

欅(ケヤキ)の木取り

こんにちは加藤です。
今日は木についてのマニアックな話題です。

現在施工中のお宅の床の間の板を建主様の友人からいただきました。
板は欅(ケヤキ)。

欅は神社によく植えられている木で、樹齢何百年という巨木もよく見ます。
新潟の駅南にケヤキ通りがありますが、ケヤキ通りの街路樹がケヤキです。

材料としては木目がはっきりしていて、年を取った樹は木目に変化が出て、玉杢(たまもく)など他にはない独特な木目が出てきます。(参考

今回いただいた板も相当年を取った樹だと思います。
板には前の持ち主のそのまた前の持ち主がつけたのか、大工の墨のあとがついていました。
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真ん中に節穴が空いていて、この穴と白太(辺材:樹皮側の白い部分)を避けて幅45cmをどう取るか大工の渡辺さんと検討中です。

一枚の板から使う部分を選ぶことを木取りといいます。

昔の大工もああだ、こうだと板とにらめっこして気取りをしていたそうです。

木工をやっていた時代の友人も木について語りだすととまりません。

木が好きな人の特徴です。

興味のない人にはかなりマニアックな木の話でした。

うちのモデルハウスにある3本足のスツールもケヤキで出来ています。

次回は今日とは全く関係のない電気の話です。

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2011年4月21日 (木)

桜の木

こんにちは加藤です。
春なので桜の樹の話題をひとつ。

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春のこの一時期は世の中にこんなに桜の木があったのかと思うほど存在感が出ます。

しかし、今以外の時期は樹形が良い訳でもなく、木肌が綺麗だということもなく、葉っぱが綺麗だということもなく、あまり存在感がない樹です。

街路樹として植えられているところはあっても、木が大きくなると枝が横に広がる性質があるので、最終的に邪魔者になり伐られてしまっている木も多いようです。

車の通りがない道で大きく枝を伸ばしている樹は幸せ。私が通った小学校のグランドにある大きな桜の樹は道路側の枝がばっさりと切り落とされていて、樹の形がいびつになってしまっています。そんなかわいそうな桜の樹をよく街中で見かけます。

そんなかわいそうな桜がこの季節花をつけているのを見ると、ガンバレ!と一言かけたくなります。

村上はやっと花が咲き始めました。新潟はもう満開。先日行った東京はもう葉桜でした。

今年は開花が遅いですね。ゴールデンウィークに花見が出来そうです。

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ゴールデンウィークは休まずモデルハウスをオープンします。

 

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2011年4月 1日 (金)

杉と花粉

こんにちは加藤です。
本日は久々の真っ青な空。温かい太陽の光を浴び、春を感じます。
しかし、くしゃみと目のかゆみが出てきました。
花粉症発症です。比較的軽症ですが、急にくしゃみが止まらなくなります。
みなさんは大丈夫でしょうか?

悪さをするスギ。なんでこんなに花粉を出すのか?
建築材として植林されたスギが日本全国山のようにあります。

なぜ花粉を飛ばすのか?以前聞いたことの有る話です。
原因は「木を伐らないから」

木を伐らないために山の中で育った木と木の間にスペースがなくなり、窮屈な思いをしてスギを立っています。残念ながらスギは歩けません。広いところに移動することが出来ないので、自分の子供は広いところで育って欲しいと思い、遠くまで花粉を飛ばすそうです。
これは事実かどうか少し疑問ですが、杉の気持ちになると納得できます。

こちらのホームページで原因について掲載されています。【コチラ

花粉の飛散量をへらすためにも僕たちは日本の木、杉を使う。

花粉症のみなさん。杉を、新潟の杉を使いましょう!

家造のホームページ


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2010年11月 7日 (日)

杉の伐採in湯沢

こんにちは加藤です。
今日は快晴。紅葉は見頃。ドライブ日和です。

ちょっと足を伸ばして村上までいかがですか?(村上観光協会

さて、紅葉といえばうちの展示場の庭のカツラの木が真っ赤になりました。

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カツラノ木は紅葉するとやさしい甘い香りがします。

この時期山に行って甘い香りがするのはこのカツラの木の仕業です。

ハート型の葉っぱが特徴的です。

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木といえば、先日湯沢の山へ行ってきました。

来年着工予定のK様邸の材木の伐採している現場を見るためです。

天候は曇り。

気温は5度。

山の上の方には雪が見えました。

伐採の現場は神立高原スキー場のすぐ近くでした。

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なぜ湯沢かというと、実家で所有する林の杉を使いたいというK様のご希望があったからです。

伐採した木を村上の製材所まで運び、製材します。

その状況も近日アップする予定です。

今回伐採した木は樹齢百年を超える立派な木でした。

家のどの部分に使われるのか、楽しみですね。

樹齢百年ともなると大きい。

木の根元から見上げるとすらっと真直ぐ伸びています。

真直ぐ伸びるから「スギ」

わかる気がします。

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2010年6月 4日 (金)

山に登る

こんにちは加藤です。

昨日は午後6時20分頃から我が家の目の前にある村上のシンボル「お城山」に登りました。

約15分で登れるこの山には健康づくりのために毎日登っている人も結構います。

私というと、近くにあるにも関わらず、数ヶ月ぶりの登山です。

山の西側が太陽に照らされて、空も深い青でとてもきれい。

きっと綺麗な景色が山頂から見れるだろうと考え、妻に「たまには山に登ろうかと声をかけました」


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途中、木の撮影をしました。
これは朴(ホオ)の木。大きな葉がよく目立ちます。
材料としては、漆器の木地や引き出し、太鼓のばち、版画用の板に使われてきました。
特徴は適度に硬く、狂わないところ。
葉の上に味噌と野菜、きのこを載せた朴葉味噌という料理もあります。
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これはミズナラ。家具に良く使われる木です。
英語ではオーク。私の好きな木です。
材料は硬く、家具、特に脚モノと呼ばれる机や椅子に向いています。
それと薪や炭としても使われてきました。
どんぐりの木です。
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これはブナ。漢字では「木」辺に「無」と書きます。私のパソコンでは出ませんでした。
腐りやすい木で、あまり家や家具などには使われてきませんでした。
現在は家具やフローリングによく使われています。
特に、曲げ木に向いているので椅子に良く使われています。
これもどんぐりの木です。
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と、木を見ているうちに山頂に到着。

標高135メートルは登山家ではない私にはちょうどいい高さ。

昔はここにお城が立っていました。

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写真の川は鮭で有名な三面川(みおもてがわ)です。

たまに額にじんわり汗をにじませての登山はいいものでした。山頂の風が最高に気持ちよかったです。

是非一度きてみてはいかがでしょうか。

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2009年5月 7日 (木)

ブナ林でキャンプ

こんにちは。加藤です。またまた久々の更新です。

ゴールデンウィークみなさんいかがお過ごしでしょうか?

私はキャンプに行ってきました。場所は関川村の大石ダムの奥。ブナの林が広がる山の中です。新緑のブナ林は本当にきれいでした。

キャンプ地は沢の音と鳥の声が聞こえ、廻りにはコシアブラなど山菜が。

夕方から焚き火をし、酒を飲み、とってきた山菜を食べ、刻々と暗くなっていく山を体験しました。日が落ちるとブナの大木の葉に覆われた山は暗闇になります。日々の生活でなかなか本当の暗闇を経験できないので、新鮮な体験でした。

ブナとは漢字で橅(木偏に無)と書きます。木で無いと書くだけに、腐りやすく建築や家具の材料にはもともとは使われていない木でした。ブナの立ち枯れ」といい、山の中で立っているうちに腐り、朽ちているものをよく見かけます。この立っているうちに枯れるということに関して、今回のキャンプで理由がわかり、感動しました。

木は大きくなるにしたがって、隣同士の木との間が詰まってきます。杉のように間伐をしないと山の中が真っ暗になり、風も通らず、不健康な林になります。

このブナという木は大きくなると、隣の木に太陽の光を譲るように自ら朽ちます。「自己犠牲」の精神を持つ心やさしい木のようです。

そしてできる林は、適度に木と木の間が空いた、風の通る心地のいい林になります。なんかいい話だと思いませんか?

この連休は高速料金が1000円ということで、遠出しなければ損するような風潮でしたが、近くで最高に贅沢な時間を過ごすことができました。

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2008年9月 7日 (日)

この木なんの木

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こんにちは加藤です。この木なんの木、気になる気になる!

建築や木工に携わっている人は材木の樹種について様々知っていると思いますが、普段木に触れることの少ない方たちにとって、木という素材は、木ということはわかっても、何の木かなんて気にならないと思います。私も7年前に木工をはじめる前までは杉もヒノキもクリもケヤキもまったくわかりませんででした。

ところが、毎日木に触れるようになって、気になり始めると、無垢の木を見るたびに「この木はなんの木だろう?」という疑問が沸いて来ます。一種の病のようなもので、気になってしまうのです。そんな病を持つ人種は結構いるもので、個人の家具作家さんなんかは私以上です。

今日は本人には内緒で、私と共に家具作りを修行した友人のブログをご紹介します。飛騨高山で2年間家具作りを共に修行した仲間です。「木と話がしたい」家具作りに興味がある方には興味深いないようです。ブログのタイトルからかなりの人物だということがわかります。

写真は以前に行った山形の材木屋にあった神代ケヤキの板です。でかい。神代というのは火山の噴火や大水などの影響で土の中に何年も(写真のケヤキは1000年前らしいです。)眠っていた木のことです。

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2008年4月20日 (日)

桜の木

桜の季節はアッと言う間にすぎてしまいます。
ここ2,3日で花の間から緑の葉っぱが目立ち始めました。

今日は花ではなく、材料としての桜について少し書こうと思います。

数年前、桜の街路樹を伐った丸太を板にしました。大工が言うには昔は囲炉裏のふちに使ったそうです。まだ倉庫の脇で乾燥中です。

京都で家具をつくっている私の友人が以前桜(ソメイヨシノ)でベンチをつくりました。
木の肌は少し赤みがかっていて、黒っぽい線が所々にあります。比較的硬い材料です。乾く際にかなり狂いや割れが出て、幅広の板は中々見る事ができません。

小物はつくった事があるのですが、削るとアマーイ香りがします。ほんといい香りです。この香りが故に薫製を作るときに桜のチップを使うようです。

なかなか桜の木を使ったモノは店頭で目にする事はできませんが、桜の皮を使った茶筒は有名です。これは山桜の皮を使っているそうです。

一口にサクラと言っても種類があり、私も材質をみても区別がよくつきません。

家具にも建築にも現在はほとんど使わない材料ですが、あと数年後乾燥中のものが乾いたら閃屋でなにかつくってみたいと思います。

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